こんにちは、浅野葉子です。POP(ポップ)ってご存知ですか?買い物に行ったとき、店内の壁や商品の横に並んでいるあの紙(笑)です。ときにはイラストも入れながら商品の特徴やキャッチコピーが書いてある小さな紙。私はその紙に背中を押されて商品を買った経験は数知れません!
たとえこんな一言だけでも…
数年前から『伝える』ことを意識して勉強会に出るようになってPOPと出会う機会が増えました。POPのワークショップも何度か経験したんですけれど… 参加してビックリ!!真っ白な紙を前にして一文字も書けないんです。
一緒に参加している人の多くは個人のお客様を対象にお仕事をしている方。手慣れた感じで楽しそうにPOPを描いている姿を横目に、私はオロオロするばかり。悲しいというか…かなりショクを受けましたね。
それまで私がお客様に何かを伝えていた時の流れはこうです。まず電話や対面で会話する。会話によって場が温まったら提案資料を見てもらう。再び会話する。そこには沢山の言葉が溢れます。
でもPOPは違いますよね?たった一行でお客様が商品を買う理由、お店を選ぶ理由を伝える。言葉をギュッと凝縮して相手に届けなくちゃいけません。
法人営業の人って言葉を凝縮することに慣れていないかも。『商談』を通して営業することが多いので、ほんの一秒で気付いてもらおう、行動を起こしてもらおうという発想が乏しいと思います。あ、乏しいのは私だけかな??
短い言葉を書いて、その言葉を見た人に行動を起こしてもらう。今その必要性をヒシヒシと感じてます。
ニュースレターやブログ、FacebookやTwitter、 ホームページ。言葉で何かを伝えようとするとき、どんな言葉なら相手に伝わるのか悩みませんか?それは何度も書きながら身につけるしかないんでしょうけど、POP作りが伝える力を鍛えてくれると感じています。
今年の2月に事務機器の展示会を開きました。あ、主催者はウチじゃなくメーカーさんです。展示会に来て下さった方々に会場で気付いてもらいたいコトがある。気付いてもらう為に目に見える何かを作ろう。『こんなことで困っていません か?』『これについての準備は出来てますか?』
有志が集まって知恵を絞った結果生まれたのが、吹き出し付きの人(ひと)POPです。明確な解決課題を持って展示会場に来る人も居れば、何かいいモノは無いかと思って来る人も居る。あの日、このPOPを見て『そうだ、ウチの会社もこの問題に手を打たなくちゃ』と行動するキッカケになったとしたら…とっても嬉しいです。
POPは個人のお客様を対象にしている人が作るもの。そんな固定観念を捨てて法人営業の会社でも作ってみる。まずは自分の会社にPOPを付けるとしたら…と考えて作ってみるのはいかがでしょ?面白そうですよ。
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