アシストのオフィスにある椅子の座面を張り替えました。と言っても…私がやったんじゃなく、デザイナーのMeg(メグ)が事務仕事の合間にやってくれたんですけどね。
アシストの応接&食堂コーナーに置かれた椅子は年季の入った木の椅子。今から7年位前だったかな?実家でダイニングの椅子を買い替えることになった時、古い椅子を私が引き取ってアシストに持って来ました。カバーで目隠ししているものの座面はかなり傷んでいるのに。
最近手にした雑誌に座面交換の記事が出ていました。前述の椅子でやったみるのも面白いんじゃないかと思い立って、Megに「出来そう?」と聞くと「たぶん大丈夫」との返事。洋裁好きな私は売るほど布を持っているので、適当な布をいくつか選んでトライしてもらいました。
アシストの最重要エリア😜豆テーブルコーナー。椅子の座面がヨレヨレになってきたので我が家の蔵にあった布で貼り替えたの。同じモノで統一する美しさもいいけど、全て違う楽しさを選んじゃった♪ pic.twitter.com/7LlEkWXAoY
— 浅野葉子♡画家ときどき事務機屋 (@karimeroyoko) June 18, 2021
コミュニケーションが生まれる場所
そう!アシストでイチバン大切な場所は「豆テーブルコーナー」なんです!
ん?イチバン大切な場所なのに使い古しの椅子って…どういうこと?疑問に思いますよね。はい、これからワケをお伝えします。
今から遡ること6年前、私は事務所に入ってすぐの場所に一台のテーブルを設置しました。オーダーメイドのソラマメ形テーブルです。(だから豆テーブルコーナーと呼んでます)
テーブルを既製品ではなく特注にした理由。それはアシストのシンボルになる特別な場所を社内に作りたかったからです。
アシストのポリシーは「仕事を今よりもっと楽しくする」こと。そのために一番重要なのはコミュニケーション。私はそう思っています。
「さぁ今日は会議、みんな意見を述べて!」と言わなくても、日常会話の中にアイデアや意見が自然と飛び交っている。私はアシストをそういう会社にしたいとずーっと思っていました。
座る場所によって相手との物理的な距離を変えられるソラマメの形。場に暖かさをもたらしてリラックス感を演出してくれる木という素材。これを組み合わせたテーブルを作って、気づいたら会話が生まれている場を作ろう。その場こそが「仕事を今よりもっと楽しくする」核になると思いました。
この考えのベースは私の実家での体験から来ています。実家では家族が揃って大きなテーブルを囲んで食事をしていました。食事中はそれぞれが今日あった事を話したり、素朴な疑問を口にしたりで騒々しいくらいの時間。
昨日は話す側だった人が今日は聞く側になりながらのテーブルコミュニケーション。そこからだれだけ面白いこと・楽しいことが生まれたことか!
そんな経験がしみ込んだ椅子をアシストのシンボルとなる場所に置きたい。私のワガママかも知れないけれど何かをする時には「想い」が大事。想いを伝えるアイテムとして実家の椅子はピッタリ!
これが使い古しの椅子を置いているワケです。
この先オフィスは不要なの?
コロナ禍で働き方のスタイルが大きく変わってきたって言われています。オフィス以外の場所で仕事をする人も増えているみたいですね。
「増えているみたい」と言うのは、アシストを含めて私の周りにテレワークする人はごく少数だからです。そしてその「少数」は大企業に勤める人ばかり。でも、この先小さな会社にもテレワークの波がやって来るのかも知れませんね。
するとオフィスはどんどん不要なモノになってくるの?私の考えはNOです。オフィスは会社のリアルコミュニケーションの場として必要だと思っています。
オンラインのコミュニケーションて、自分が話し出すタイミングを計ったり、参加メンバーの表情や仕草から何かを掴もうとすることにエネルギーを使いませんか?(^^;
そういう状況の中で意見やアイデアを出すって…かなりハードルが高いと思います。それよりもリアルに顔を合わせてコミュニケーションする方がゼッタイにいい。
会社を楽しく豊かにする為に不可欠なコミュニケーション。質のいいコミュニケーション生む場としてのオフィス。そこには少し大きめのテーブル。
自然と会話が生まれるそんな場所が、オフィスでイチバン大切な場所。そして必要な場所なんじゃないかな。私はそう思っています。
最新記事 by 浅野葉子 (全て見る)
- 親の歴史は私の土台、古川久三男物語その3 - 2024年8月13日
- 親の歴史は私の土台、古川久三男物語その2 - 2024年8月13日
- 親の歴史は私の土台、古川久三男物語その1 - 2024年8月13日