知っておきたい電話回線のはなし2021年夏
「NTT代理店の者ですが…」こんな電話、ときどき会社にかかってきませんか?アシストにもたびたび電話があります。会社にとってメリットがある情報ならば話を聞いてもいいのですが、私の経験では首をかしげたくなるものが多いです。電話に関するものなら詳細な説明は不要ですと私は応えています。もしも話を聞いたとしたら内容はこんな感じでしょう。
・電話料金が安くなります
・御社のセキュリティ状況を調べさせて下さい
・セキュリティを強化する装置が必要です
この話を聞いて実際に契約したお客様に契約書を見せていただくと…えっ?!と言葉が出そうになることも(^^;
・そこまでの設備は必要ないのでは?
・総リース金額を計算してビックリ!
良心的な提案じゃないなぁと感じました。
電話ってどこまでのスペックが必要か、いつまでに対応させなくちゃならないかの判断が難しいですよね。そのため必要以上の設備を導入してしまったり、月額は安いけれど契約期間が長くて結局は高額を支払うことになるケースは後を絶ちません。
固定電話が使えなくなります?!
NTT東日本・NTT西日本では2024年1月から固定電話網→IP電話網への移行が予定されています。ナントカ網って言われても見えるものじゃないし…何がどう変わるのかピンと来ません。するとこんな風に電話をかけてくる人が現れます。
ご利用中の固定電話が使えなくなりますよ
光回線に切り替えましょう
いやいやいや。今使っている固定電話がIP電話網への移行で使えなくなることはありません。
アナログ回線に戻すと安くなります?!
IP電話網への移行でISDNのディジタル通信モードが終了します。ここで気を付けたいのはISDN回線そのものが無くなるわけではないということです。ISDN回線での音声通話は2024年1月以降も使えます。
ですが言葉巧みにこんな電話をかけてくる人がいます。
アナログ回線に戻しましょう
工事費用はかかりますが毎月の電話料金は安くなります
いやいやいや。アナログ回線に戻す必要はありません。仮にアナログ回線に戻すとしても特別な契約は不要です。にもかかわらず、電話でやり取りした業者から回線切替の手続代行料、過剰な機器代、付加サービス料を請求されるケースも発生しているようです。
コロナ禍で人の行き来が少なくなった分、電話やメールでの飛び込みセールスが増えています。「安い!」「え?そうなんだ!」と思ってもすぐには情報に飛びつかず、地元のお店や友人に相談してから「やる・やらない」の判断をするのがオススメです。もちろんアシストでも。
正しい情報を早めに知って、ムダな投資を無くしましょう!(浅野)
2021.07.28