明けましておめでとうございます。
昨年の秋から更新スピードが急激に失速したこのブログ。一か月ぶりに再開したと思ったら、こんな穏やかじゃないタイトル(^^;)
にもかかわらず読みに来て下さった貴方は…かなり奇特な方ですね?!
兎にも角にも、新年早々ありがとうございます♪
盗んだものとは…
大晦日から今日まで、札幌の実家に帰省してました。
盗みの現場はその実家。
そして盗んだものとは…
↓ この古ぼけたアルバムです!
↓ 背表紙にはアルファベットのSと数字
これは父のアルバム。昭和10年から17年に撮られた写真が収められているんです。
この世に存在したした証
私がフェイスブックを使い始めたのが約6年前。その後、ブログやツイッターを使ってて感じてること。それは…一般人の他愛もない日常だけど、自分が生きた証みいたいなものがデジタルの世界にどんどん蓄積されてるなぁってこと。
その時代に何があって、自分の身にはどんな事が起きて、それについて私はどう感じたか。同じ時を共有したのは誰で、その人と私はどう関わっていたか。SNSをたどれば知ることが出来る。私自身も、私以外の人でもね。
自分が生きた証…というと大げさかな?ん~、後世の人に自分がどんな人だったのかを伝えられる術(すべ)ってところかな。もしも知りたいって人が居ればの話だけど…(笑)
↓ 1月1日の朝『あけましておめでとう』を言ってるの図
大正生まれの父にだって、アナログ写真や8ミリフィルム、ビデオ、手紙っていう形での記録は残ってますよ。
でもね、その記録は点として残っているだけなんです。特に私を含めた子供が生まれる前、つまり昭和30年以前のことは、記録を見ても本人にしか分からない。
今回盗んできた(笑)アルバムに収められている写真を見ても、どこで、誰が、どんな場面で写されたものなのか、想像すら出来ないものが多いんです。
父の人生をデジタル記録する
かつて親戚の葬儀でこんな事がありました。それは喪主の親が亡くなったときの葬儀。
喪主が葬儀委員長さんに親の略歴を聞かれるんですけど、その人は答えられなかった。親の出身地や生年月日は戸籍謄本を見れば分かるでしょ?でも、親がどんな幼少・青年時代を送って結婚したのか、聞いたこともないし知らないんですって。
私や私より年上の人の親は、辛い時代の事は語りたくない・思い出したくないっていう人も少なくない。
でも~、今なら話せるよって言ってくれるなら私は知りたいな。そして、それを紙じゃなくデジタル記録したい。
自分のルーツである父が、どんな出来事を経験して、どんな人と関わって、何故今のような考え方になったのか。
私や私のきょうだい、その子供たちが、自分のルーツを知りたい!と思ったときに知る術を残しておきたい。
何かね、いま無性にそう感じるんですよ。
↓ 私の車に積もった雪を落としてくれてる父を盗撮
まずは録音、そして写真収集
父は話好き。しかも一人暮らしだから、誰かに自分の話を聞いてもらいたい気持ちが高まってます。
昔のことを尋ねると嬉しそうに話す話す!止まらない!!まずはその話を録音するところから始めることにしました。
録音されてるって分かると身構えちゃうから、録音にはスマホを使いました。私、常にスマホを触ってるから、目の前にスマホが置いてあっても不自然じゃないんですよ~♪
帰省するたびに、この『 録音作戦 』を展開します。そして並行してアルバムの写真をデジタル化。録音した言葉はデジタル文字化。そこまで進んだら父に見てもらって…
写真と文字を組み合わせて…そうブログみたいに編集すれば、父という人の記録を次の世代に残せる。そう思って活動を開始しました。
父は明日94歳の誕生日を迎えます。驚異的な記憶力がいつ失われてもおかしくない年齢なんですよね。だからもう待ったなし!
父がこの世に生まれてきて、戦争の時代を生き抜いてきたから自分が生まれた。その父がどんな人生を送ってきたのかを記録する。それが私にしか出来ない私の今年のミッションです。
ちなみに…このアルバムは使い終わったら返しますよ。そっ~と元の場所にね(^^;)
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